- 里帰り出産するかしないか迷ってる…
- 身近に相談できる人がいない
- そもそも何を基準に決めればいいのか分からない
- リアルなメリット・デメリットが知りたい
転勤族妻の方はもちろん、地元を離れて生活している方にとって、出産で里帰りするかしないかは大きな悩み。
親は帰ってこいって言うけど、友達は実家が逆にストレスになったって…夫くんはどっちでもいいよ~とか言うし!(怒)
わかります、すごくわかります。
私も当時は遠方に住んでいて、ものすごく悩みました…
というのもこの里帰り問題、実は周りの人やネットの意見を参考にしようとしてもなかなか決められないものなんです。
むしろ周囲の意見を聞けば聞くほど、どっちがいいのか分からなくなっちゃったり……
でも安心してください!
この記事を読めば、
- 里帰りするかしないかを決める絶対的なポイント
- あなたにオススメなのはどのスタイルなのか
が、すっきりわかりますよ!
先に結論をお伝えしちゃうと、里帰りするしないを決める基準は「あなたが一番楽できる場所を選ぶこと」です!
- 元国家公務員
- 転勤族(妻)歴18年・全国引越し13回(記録更新中)
- 2児の母でブロガー兼WEBライター
そもそも「里帰り出産」って何?みんなはどうしてるの?
里帰り出産について
里帰り出産とは「妊婦が実家等に一時帰省し、妊婦健診を受けていた場所とは違う地域で出産すること」です。
里帰り出産の期間
もちろん人によりますが、【妊娠32週〜35週ごろから産後1ヵ月】を目安に実家で過ごす人が多いようです。
遠方だったり、帝王切開でお母さんの体調がなかなか回復しないときは3カ月ぐらいお世話になる人もいますよ。
里帰り出産をする人の割合は?
出産・育児雑誌やオムツメーカー等が実施しているアンケートによると、おおむね里帰り出産をする人が6割、しない人が4割といった感じです。
ライフスタイルの変化に合わせて、里帰り出産も多様化していることがうかがえますね。
「できるだけワンオペが発生しない場所」を選ぶのが大前提!
冒頭でちょろっとお伝えしましたが、里帰りするかしないかを決める絶対的な基準は
ワンオペ(1人で赤ちゃんのお世話をする)にならない環境を選ぶ、です。
もちろん他にもいろいろな基準はありますが、まずはこれが最低限かつ絶対条件です。
パートナーや実家との関係、生活環境は人それぞれ
一言で「里帰り出産」と言っても、家庭の事情・お住まいの距離・価値観・仕事の都合など、環境は千差万別です。
実家と折り合いの悪い人が「里帰り出産なんてデメリットばっかり!絶対やめといた方がいい!」と言っても、親御さんと仲のいい人にとっては参考になりませんよね。
また、親御さんに「帰ってきなさい。周りのお家もみんなそうしてるし、それが普通なんだから」と言われても、世代が違えば価値観が変わることもあります。
そもそもの土台が違うっていうか…比較対象にならないですよね。
実際、里帰り出産そのものに「いい」も「悪い」も、「するべき」も「しないべき」もありません。
なぜなら、事情も環境も人それぞれ違うから。
これが周囲やネットの意見を聞いても決めきれない理由です。
でも一つだけ、全てのお母さんに共通している点があります。
それは、人間は1人で子育てするようにはできていないということです。
人は本来「群れ」で生活する動物
ここは進化論のブログじゃないので詳細は省きますが、そもそも人間は集団で生きるようにできています。
それは子育てにおいても例外ではなく、子供は集落全体(特に女性陣)で面倒を見るのが当たり前でした。
日本でも昭和頃まではそんな感じだったよね。
もちろん煩わしさや面倒なこともあるでしょう。
しかし、それを上回るほどのメリットがあるからこそ、人間は縄文時代から「群れ」を作りお互いに協力して生きてきたんです。
つまり、ワンオペ育児=人間の本能に逆らう行為と言っても過言ではありません。
ワンオペ育児は、人魚姫に陸で生活しろと言ってるようなものです!
そう考えれば、赤ちゃんの面倒を1人でみることがどれだけ危険かわかります。
なので里帰りするかしないか考える際は、「ワンオペになる時間が少ない方がどちらだろう」という着眼を持ってください。
いくら家事・育児能力の高い旦那さんで最初から一緒に子育てすることを望んでいても、育休が取れず日中ワンオペになるようなら里帰り出産をおすすめします。
里帰り出産のメリット・デメリット
とはいえ他にも色々気になることはありますよね。
ではここで、ワンオペの有無以外の要素も含めた里帰り出産のメリット・デメリットについてまとめてみます。
里帰り出産する場合
メリット | デメリット |
---|---|
生まれ育った実家や地元で安心して出産・育児ができる 親に家事・育児をサポートしてもらえる 育児経験者や大人が複数いるので助けてもらえる 親に甘えられ、精神的に安心できる | 生活スタイルの違いがストレスになる可能性 夫(パートナー)の育児参加が遅れる 育児の方針で親とぶつかることも 子どもの泣き声に気を遣う 途中で産院を変える必要がある |
里帰り出産しない(親が手伝いに来てくれない)場合
メリット | デメリット |
---|---|
住み慣れた自宅で過ごすことができる 最初から夫(パートナー)と一緒に育児ができる 検診から出産まで同じ産院で完結できる 出産後に乳児を連れて移動したり、各種手続きをする必要がない 今住んでいる場所で継続的に育児の情報収集が出来る | 夫(パートナー)がまとまった育休を取れない場合、日中は完全ワンオペになる 夫(パートナー)が家事・育児に非協力的な場合、ストレスと負担が倍増する 親の助けが得られない |
里帰り出産しない(親がまとまった期間手伝いに来てくれる)場合
メリット | デメリット |
---|---|
住み慣れた自宅で親に家事・育児をサポートしてもらえる 最初から夫(パートナー)と一緒に育児ができる 検診から出産まで同じ産院で完結できる 出産後に乳児を連れて移動したり、各種手続きをする必要がない 今住んでいる場所で継続的に育児の情報収集ができる 夫(パートナー)の仕事中もワンオペにならない 親がそばにいてくれることで安心できる | 親にとっては慣れない環境で疲れがたまる 夫(パートナー)と親がお互い気をつかう 育児の方針で親とぶつかる可能性も 狭いマンション等だと、長期間滞在してもらうのは難しい |
こうしてまとめてみても、やっぱり「助けてくれる人がいるかどうか」が大きなウエイトを占めていますね。
私の体験談&里帰り出産に向いている人・いない人
私の場合(里帰りしない&母に来てもらった)
参考までにお伝えしておきますと、私は第一子の長男を妊娠したとき三重県に住んでいました。
なお、転勤1年目で縁もゆかりもない土地です(笑)
私の実家は香川県で、両親は里帰り出産を望んでいましたが、私と夫がお願いして産後1カ月母に来てもらいました。
- 育児の戦力を増やしたかった(実家には父親もいるけどほぼ戦力外…)
- 夫も最初から育児に参加することを強く望んでいた
- 実家を出て10年以上経つので、多分くつろげないと思った
- 三重県の産院がとても良かったので変えたくなかった
- 転勤してきたばかりだったので、とにかく移動したくなかった
完全に私の感情優先でワガママ言いました。お母さんありがとう~(泣)
あくまで私の場合ですが、もう実家より自宅の方が落ち着くんですよね…必要なもの全部揃ってますし。
- 夫と同じレベルで子育てすることで、悩みや喜びを共有できる戦友になれた
- とにかくノンストレスでリラックスして過ごせた
- 母が家事全般と育児のサポートを引き受けてくれて、体力面でも精神面でもすごく助かった
結果的にいいことづくめ!(実父は1カ月1人で大変だったみたいですが)
夫が育休を取れたのは1週間程度でしたが、その後も夜や休日はずっと一緒に赤ちゃんのお世話ができてすごく心強かったです。
両親には負担をかけてしまいましたが母も旅行気分で喜んでくれましたし、我が家はこのスタイルで大正解だったと思っています。
もちろん各家庭のご事情がありますから、一例として参考にしていただければ!
里帰りスタイルが向いている人、向いていない人
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
親御さんとの関係が良好 親(特にお母さん)が仕事をしていない 実家・地元がくつろげる 夫(パートナー)が育休を取れない・家事育児が苦手 遠慮せず親に甘えることができる 上の子がいない、もしくはすでに大きい(小学生以上) | 親御さんとの関係が微妙 親(特にお母さん)が働いている 実家・地元より自宅の方がくつろげる 夫(パートナー)と離れたくない 夫(パートナー)と最初から一緒に子育てしたい 上の子がまだ未就学児 |
上のお子さんがいらっしゃる場合は、また違った悩みが出てきますね。
特に幼稚園に通っている年齢が一番難しいと、周囲のママ友も悩んでいました。
我が家は次男(栃木県で出産)のときも母に来てもらいました。長男のメンタルや幼稚園的にも良かったと思います。
産後の体はダメージ大!べき論にとらわれず「自分が一番楽できる場所」を選ぼう
繰り返しになりますが、里帰り出産に「するべき」も「しないべき」もありません。
唯一の正解は、お母さんになるあなたが「もっとも楽で・安心できる場所」を選ぶことです。
楽をするというと悪いことのように感じる方がいらっしゃいますが、楽とズルは違います。
出産は人生の大仕事で、家族みんなのおめでたいこと。
産まれてくる赤ちゃんのためにも、大いにワガママを言って周囲に頼りましょう。
お母さんのメンタルが一番大事!
無理せず休んで、育児を楽しんでくださいね。
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